大艱難の予言の罪 2020/09/02
昨夜B S 放送で「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」を見た。
「日本沈没」、「復活の日」はS F 作家小松左京の代表作である。将に「復活の日」は今の新型コロナウイルスの予言である。
予言と言えばノストラダムスの人類滅亡は予言の最たるもので、世界人類の意識にもっとも影響を与えた。果たして、予言とは何だろうか、我々の現実世界に何か影響を与えるものだろうか。
私は私の直感で断言する。大いに影響し、予言を信じた人々の意識エネルギーが、より予言を象り現象を引き寄せる。ゆえに滅亡などと言うネガティブな予言は、生命に対して、大宇宙に対しての大きな罪である。
小松左京氏は阪神大震災の時に大きな衝撃を受け、テレビを見て吐き気がしたという。震災を取材していた小松氏は鬱(うつ)状態になり夜も眠れず、酒の力を借りて眠ってもすぐ目が覚めたと言う。心的外傷後ストレス障害(PTSD)だったと言う。自ら書いた本に責任を感じて、現地の取材を長い間続けて、手記を書き続け同時にうつ病になって行ったのである。
その後の3.11東日本大震災では被害のあまりの大きさに衝撃を受け、日本沈没の作者としての意見を求められる取材を全て断り、絶望のあまり体調を急激に悪化させ、その四か月後に亡くなったという。しかし、その死を目前にして、この国の未来は「ユウトピア」になるという希望ともとれる予言を残して亡くなったという。
ベストセラーになる本を世に出し、地球人類の大災害大艱難をイメージさせ、集合意識という形で人々に恐怖のエネルギーに増幅させたことは、天に対しての大きな罪なのかも知れない。小松氏の魂がそのことをわかっていて自らを苦しませたのかも知れない。
大宇宙は意識である。大宇宙の最強の意識エネルギーを大調和の反対の破壊へ手を貸したことで氏は苦しんだのではないだろうか。死に間際にユウトピアつまり、パラダイス楽園を予言して罪の償いをしたのかも知れない。
私の答えは高嶋博士にお会いした20数年前からその答えに出会い、今日まで変わることはなかった。昨夜の「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」はそのことを再認識させてくれた。