放射能汚染残土 2016/02/10 下記はあうんの会の被災地支援基金の放射能除染の現在である。
先日(1月31日)、あ・うんの会事務局員全員が高嶋博士にお会いして、今までの報告と今後の計画などお話しました。
又長時間にわたり貴重な話をお聞きすることが出来ました。
その中で、岸さんの所で行っている放射能除染についてもお聞きできましたのでご報告します。
まず現在の状況のお話に対して以下のように答えられました。
第一に、現在の光合成槽の水が非常に冷たいということは、エネルギー反応が起きている証拠で複合発酵で言う発酵・発酵合成・合成の最終段階の合成まで上手くいっているとのことでした。
第二に、大事なポイントとして、固形バイオとエナジー水散布・耕耘で土壌が複合発酵し、それにより耐放射性細菌が現生したか、さらに複合発酵酵素がフラーレン現象で放射性微量元素を掴まえ安定物質に変換したかと言うことが重要で、これが起きなければ結果は出ないとのことでした。
第三に、現状に対して、冬季で土が凍結したり雪で土の含水率も上がっている状況だと放射性微量元素が水に溶け込み、それが凍結して氷の中に止まってしまうため、今の状況では作業が無駄になるだろうとのことでした。
結論として、今までの作業は暖かくなれば効果が出てくるので、雪解けを待ち暖かくなったら作業を再開しなさいとのことでした。
川俣の放射能浄化実験でも真冬の間は実験を中止しをしたように暖かくなり土の含水率が下がったら作業を再開する事になりました。
我々も一日も早く効果を確認したいのですが、無駄な時間と費用を使っても無意味ですのでここはしばらく待つしかありません。
暖かくなり土の含水率が下がったら作業を再開します。必ず結果は出ると確信しています。
この現実を前にしてオレの中に浮かび上がって来たのは、あの膨大な量の除染と称してかき集めた高濃度汚染残土である。
それと同じくして岸さんの原発事故で廃業に追い込まれた椎茸栽培の焼却灰である。その汚染レベルは何と7000ベクレルという。
そうだ。それなら椎茸栽培のビニールハウスで焼却灰の浄化をやれば良いという発想が浮かんだのである。
そこであうんの事務局長に電話して博士に連絡をとり指導を仰いだら以下のような返信メールが来た。
柳田さんの言った通りの答えでした。
土壌発酵です。
ひとつ重要なことは、土は50cmから1mくらいの出来れば深いところからのものが良いとのこと。
深いほど嫌気性の菌がいて、これを引き出すことが重要。嫌気の菌が出てこないと放射能は消えない。
放射線量はすぐ下がるが核種を下げるには1ヶ月以上かかる。
その時のノウハウは省略するが、何度も考えに考えたところ自然を見方にする事に尽きるのである。
それは限られたプラント的容器の中でやるのでなく、大地の中でやるのである。
ユンボーで大地奥深くに眠っている嫌気性菌を掘り起こし目覚めさすのである。
後は前回の“大地との絆を取り戻す土壌発酵”の考え方が基本である。
そして、事務局長は言った。
7000ベクレルの灰と土を混ぜた場合の状態でサンプリングすることになると思いますが、要はどのように証明するかですね。
それに対してオレは言った。
どうせ証明しても土の中に深く埋め込んで誤魔化したとか、はなから嘘呼ばわりする世間の馬鹿を相手にする必要はない。
どうせ金をかけて証明しても川俣の放射能浄化実験の二の舞になる。証明は一般人が使う測定器で半分に下がった何割消えたで充分その情報が一つ二つと集まれば世の中を動かせる。又時を同じくして以下のメールが来た。
先日〇文化研究会総会記念講演で、東京大学〇〇農学博士を招き講演を戴きました。
東大と言えば官僚の生産機構。お役所の権化?と思ってたら、この先生は全く違っていました。
何と「農家は科学者」であるというのです。流石は微生物の研究者です。これが純日本科学者。感激し、根本的に共感できました。
福島の放射能はどうなりますか?の心配を向けられた先生は、何の心配も要ら
ない。自然界の微生物が放射性物質を食べ消して(原子転換)いっている。と、明確に述べました。
以上のように真実は時間の問題で明らかになるものである。 <この状況の中でも原発再稼働、昔レコード大賞で「今がよければいいじゃない今が幸せならばいいじゃない」の と歌があったが、今の政治はそれに加えて後は野となれ山となれである。>
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