民衆運動とビジネス 2009/12/10 下記は仲間とのメールのやり取りです。 柳田 様 今晩はやはり薬の影響で一晩中目がさえています。 20世紀の企業は、まずは、営利を確保し、余剰の資金で、さらに、儲けるため、ある いは税金で持っていかれるより社会貢献をして、企業イメージを上げようというよう な理由で、非営利運動に寄付したり、自ら行ったりします。これが20世紀型です。 (馬鹿な資本家は、文化的遺産を私物にして、一緒に棺おけに入れてくれというのも ありましたが。) 柳田ファームは、お金がないのに、地球を良くするための社会運動をまず起こしまし た。(これは言ってみれば、イエスが布教を始めたことと同じ性格です。彼にはお金 はひとつもありませんでした。)その動きから、逆に、会社を起こそうという流れと なっています。これは今の社会と歯車をあわせ、より早く広く世の中に浸透するため の必然です。つまり、20世紀型から21世紀型への過渡期に起こる現象だと思います。 (中世のキリスト教は、途中から、金儲けに走り出し、企業化してしまいました が。)本来の21世紀型は、社会・地球を良くすることが目的で活動が起こり、即、資 金も人も集まり、余分な利益はすべて社会に還元する形、これが地球創生時の生物の 本来持っているDNAで日本人では縄文時代に受け継がれた循環型社会の現代版だと思 います。我々の子供時代、田舎に残っていた共同生活体のよいところ、大阪、江戸に あった長屋の文化です。資本社会が崩壊してゆく今、これから「人間」がゆくべき道 を我々は淡々とこなしているのだと思います。(この前、岩瀬さんが言っていたアメ リカの崩壊、日本経済の崩壊、地球の崩壊などへの答えを既に始めているということ だと思います。)。ふと思ったことです。(宇宙からのメッセージですかね。) ●
●様 民衆運動を始めた動機は、博士に縁あり十数年、世に広がらなければならないこの素晴ら しい科学がなかなか展開しないので、私なりに考えに考え又見えない力に導かれて今日が あるような気がしております。
ビジネスは縁ある方々から自然の成り行きのなか、必要との想いが強まってきて今日の皆 様との会社立ち上げと言う運びになりました。
双方とも自然体のなか出てきたのは間違いないです。ですので両方とも意味あり、車の両 輪のように思っています。大事な事は目的です、目指すところは多くの人の協力の基、この 生命科学を用いて、自然の中、生命溢れる調和の世界を作り出すことです。●さんの言わ れる宇宙の法則に合った地球、我々にならなければなりません。
この目的に向かって民衆運動とビジネスの相乗効果をいかに高めるかです。今、双方の交 通整理が必要な所へ来たという捉え方をしています。
多分いい考えが時間と共に出てくるものと思います。●●さんがおっしゃるように一回で答 えが出なければ何回かお話する内に答えが出てくるものと思います。
私は全て、楽観的肯定的に考えています。
柳田 柳田様
民衆運動は大切な活動ですから、柳田さんのご精神を大事にする 事を皆で確認するようにしたいと思います。 ビジネスはビジネスで積極的に取り組むことが重要です。 どちらもおろそかには出来ないということを認識したうえで、各位の 御意見を御聞きしたいと思います。自分も意見は持っているつもりですが、 まずは皆様のご意見を御聞きしたいと思っています。 ●●
●さんのメールから私もいろいろヒントが得られます。ありがたいです。
私の方は、宇宙からの交信がされているかは解りませんが、●さんのおっしゃる20世紀から 21世紀へのスタイルの過渡期であることを改めて認識する機会がここ2日ほど続いていま す。2冊本を読んだのですが、なぜか両方とも日本の江戸末期から明治維新で日本が資本 主義という近代化を選択し、諸外国との関係の中で、軍国主義、民主主義へと続き、今そ の矛盾が崩壊という形で起こっているという内容でした。
また、普段映画館にあまり映画を見に行かないのですが、昨日はうちの奥様と気があいま して、マイケルムーア監督のキャピタリズムというアメリカの現在の資本主義が壊れていくド キュメンタリーを見る機会に会いました。しきりに強調していたのは、経営者の強欲が労働 者を搾取する、そしてプロパガンダ(聖書により資本主義を正当化するなど)により、労働者 はそれに気付かないということでした。(今のアメリカの崩壊はいずれ日本にも波及すると いう映像の中に、Hondaの工場が出てきたのには笑ってしまいまいたが・・)その中でこれか らのスタイルとして紹介していたのが、経営者も労働者もなく平等に(給料も、権限も)かつ 役割はそれぞれの個に合ったもので運営されている会社の例でした。これは私たちがやっ ていこうとしている人間複合発酵の一つの形なのかなとも思いました。(資本主義とか社 会主義とか○○主義とかいう定義を超えた自然な形なのですかね。)
今のこの過渡期には、どのような21世紀の将来像を基に、これからのビジネス=実業の意 味をどうとらえていくかが大事な気がしております。会社の役割として、ひとつは、20世紀の 矛盾から起こった問題を解決すること(技術を通して、物質的にも人心的にも)。もう一つは 、これからの21世紀のスタイルを先に立って創り上げていく役割となること、かなと思ってい ます。 この先の将来像がぼんやりしていまして、自分なりに考えておりますが、皆さまとこのあたり の議論をすることで、自然に会社の理念、行動指針につながっていくのではないかと思って います。
●● <彼は元ホンダの優秀な技術マン>
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